郡山に必要な3本の道 2017

ちょうど去年の今頃、郡山に必要な3本の道と題して記事を書いたが、意外と拍手も頂き多くの市民の関心があるようだし、その後の状況が個人的に気になる事でもあるので、その状況などを書いてみたい。進捗具合は去年の記事と見比べてもらうと幸いである。

まずは笹川大善寺線から。去年の時点では、阿武隈川に架かる橋の工事は全く行われていない状況だったが、いつ頃からだろうかケイヨーD2に行く際にクレーンが見えるようになっていたので気なってはいたが、今年はついに架橋工事が始まった。ご覧の通り新幹線の高架と交差する場所でもあり中々大変な工事に見えるが、送り出し工法により橋桁がだんだんと繰り出されてきている。振り返れば、去年は除染の資材置き場になっていた場所も今年は橋梁工事の資材置き場になっているし、工事の開始に伴って阿武隈川のサイクリングロードもアンダーパス側にルートが変更されているなど着実に前進している。

いよいよ架設工事が始まった笹川大善寺線
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送り出し工法による架設 しつこようだが新幹線の高架が近い…
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サイクリングロードはアンダーパスにルートが変更
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去年とは違い除染の資材置場ではなく今年は架設工事の資材置き場
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さて、対岸の徳定側であるがこちらも進展があり、左側に写っている橋脚が新たに完成していた。日大通りから眺めると橋脚の間隔があきすぎているように思えるので、もう一つ位橋脚が必要に思えるが、そうだとする右側に写っているアパートに引っかかりそうだが、4月に入り未確認ながらこのアパートの解体が始まったとの事だ。

この笹川大善寺線については、市のホームページにも色々取り上げられていて力が入っているのが伺え、平成30年度に暫定2車線での共用開始とある。日大通りとは直接つながらないので、取り付け道路が間に合うのかといった点や、4車線でないのが残念ではあるが、しかし、2車線とはいえ開通してしまえば既成事実の内に4車線への拡幅は時間の問題だろう。例えば大槻行政センターの前の静御前通りは、当初2車線だったがいつの間にか4車線になり、さらに大槻分署脇から福島交通大槻車庫手前まで延伸工事中といった具合にだ。まずは開通に向けて全力で取り組んでいただきたい。
 完了期間宣言路線(街路事業)について
 阿武隈川に新しい橋を架けています~工事のお知らせ~
 笹川大善寺線橋梁工事の経過状況について
 都市計画道路笹川大善寺線改良工事

左に写る新たな橋脚が完成済み
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未確認だが右のアパートは絶賛解体中との事
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次は東部幹線である。まずは久保田工区の東、水神山工区であるが造成工事が進んでいる。googleマップでいうならここから西側約半分の造成が完了したようだ。県のホームページのサイトにあるPDFでは、確認しづらいがさらに砂利を敷くところまで進展している。僕の勝手な予想だと今年度は残り半分の東側の造成そして、来年度は道路の舗装工事といったところで、あと2年位で開通となるのではないだろうか。

主要事業の進捗状況(県中建設事務所) 東部幹線(道路築造工事) 平成29年3月末

水神山工区の西半分の造成が完了
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逆方向の久保田工区端点からの眺め
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もう少し引いてみると去年との違いが分かる
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それに対して富久山工区であるが、こちらは相変わらずで全く進んでいない。この辺から、崖の上の草が生い茂っている部分にかけて線路を跨いで伊賀河原地区へとつなぐ陸橋を架ける予定だが(砂利が敷いてある部分が磐越西線の線路でその奥が県道荒井郡山線)これは当面先の事の様に思える。

磐越西線を跨ぐ橋はちっとも進んでいない
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そして伊賀河原地区である。こちらは区画整理事業が行われているが、コレがまた微妙な進み具合。確かに去年と比べれば盛り土が増えてはいるようだが、肝心の郡山インター線の端点から逢瀬川方面の盛り土まではまだまだ距離が遠いし、久保田変電所方面、善宝池方面などは全く盛り土すらされていない。しかもせっかく盛り土したところも中途半端になされている為か一部分は雨に流されて崩れてしまっているところもあった。
しかしここが出来ないと、郡山インター線の端点から善宝池方面、久保田変電所方面、うねめ通り方面とどれも進まない状況になる訳だが、その原因は区画整理事業の頓挫にあるようだ。これから先人口減少の局面においては土地の価値など下がる一方であり区画整理事業が黒字化するなどいう妄想はやめた方がいい。それならそれで、腹を決めてこの辺一帯は逢瀬川の治水対策の名目で整備を進めたらよいではないか?

郡山インター線の端点
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うねめ通り方面は逢瀬川までの盛り土がまだ遠い 写真右の盛り土は脇道の物
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会津街道方面は全く盛り土がなされていない
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善宝池方面は障害となる建物は無くなったようだが
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最後に桜木工区である。この逢瀬川南岸は、伊賀河原地区の工事が進んでいない事もあって全く進捗無しである。一部舗装された区間も野ざらし雨ざらしだし、逢瀬川を跨ぐための橋台と橋脚もそのままだ。

舗装された桜木区間は変化なし
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逢瀬川を跨ぐ橋の橋台と橋脚もそのまま
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さて、伊賀河原地区であるが追加のトピックを取り上げておこう。それは県道296号荒井郡山線のルート変更が行われる事だ。現在逢瀬川に架かるこの橋を廃止して、ここに新しい橋を架けてうねめ通りの伏竜ラーメン側の交差点からアクセスするルートになるようだ。
当然そうなれば、現在のうねめ通りと荒井郡山線の交差点は、左折のみに制限されることになるだろうし、そうすれば慢性的な渋滞ポイントで有る若葉町交差点の渋滞もだいぶ緩和される事が期待できる。
遅々として進まない伊賀河原地区の整備であるが、荒井郡山線だけでもちゃっちゃと進めて、少しでも整備効果を出して欲しいと思う。

すでに橋脚だけは出来ているがそれにしても橋脚だけ作って頓挫して放置が多すぎる!
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現在橋の下部工を実施中
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伏竜脇の交差点から逢瀬川を渡り荒井郡山線へ
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ルート変更実施の際この交差点は中央分離帯を設けて左折のみに制限となるのではないか
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若葉町交差点の渋滞緩和が期待できる
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次は内環状線である。大分前に芳賀小付近迄完成しそこで止まっていたが、最近延伸の為の工事が始まったようだ。取り合えず僕が見てきた範囲だと、芳賀小からセブイイレブン芳賀1丁目店がある通りまでは、ほぼ障害となる建物は無くなったようで、今後数年での開通が期待できそうだが、はたしてどんなものだろう。ただ、セブイイレブン芳賀1丁目店がある通りから美術館通り迄の方は手つかずでまだまだだ。

芳賀小付近の端点は工事が始まっていた
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北側方面を見通せば障害となる建物は無くなったようだ
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ここから南側方面の見通し
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同じ場所から北側の見通しセブイイレブン芳賀1丁目店がある通りから美術館通りはまだまだ
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内環状線関連の小ネタとして、県道355号須賀川二本松線通称旧国道と内環状線の交差点の三春方面に右折レーンが設けられた事も記しておこう。この右折レーンを作った効果は劇的で、朝の通勤時間帯でも信号待ちが1回で通過できるようになった(以前はムナカタのガソリンスタンドのあたり迄普通に渋滞していた)。しかし、その代わりそこから先の阿武隈川を渡る手前の富久山清掃センターの交差点までが流れが詰まるようになって来たので、これはいよいよ富久山バイパスの拡幅に着手する時期が来たと言えるだろう。本来は郡山東IC迄と言いたいところだが(結構郡山東ICに入っていく車は多い)、富久山清掃センターの交差点迄を拡幅するだけでも効果が大きいから、まずはここを先行して取り組むべきだ。(余談だが、この富久山バイパスの調査か何かをするという記事をどこかで見かけたような気がしたが、ちょっと探せなかった。)

右折レーン設けた事により交差点自体の混雑は解消されたがその先が混むようになった…
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最後に郡山スマートインターチェンジを取り上げる。当初の予定では、平成29年春共用開始となっていたが、その割にはちっとも出来る様な気配がなく気になっていたのだ。
通常のインターチェンジと違って上下線の出入り口が別となっている事。その為工事は東北道とさくら通りの交点を中心に上り線の南東と下り線の北西とで実施中であった。工事の状況は本線の法面の木が伐採されているのと、カルバートが設置されているものの到底出来そうもない状態で、工事看板には10月17日迄とあったので取り合えず4月からの共用開始は無しというのだけは判明した。
確かに工事を請け負った村本建設のダンプが相当の数を連ねて、内環状線~まねきの湯~バイパスと通って現場に向かって行くのを見かけるが、とても半年で盛り土をして本線と合流車線を作るのは無理だろうと思っていたら、4月に入りようやく報道発表が出たので最後にそれを載せておく。

下り線側の様子カルバートが1つ設置
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工事看板は10月17日迄となっているがとても出来そうにない
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上り線側の様子こちらもカルバートが設置されている
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さらにこんな風に道路が出来るようだが完成図は一体どんな形なのだろう?
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共用開始31年3月に延期 東北道郡山中央スマートIC(福島民報 2017年4月4日)
 郡山市と東日本高速道路が同市大槻町に整備している東北自動車道「(仮称)郡山中央スマートインターチェンジ(IC)」の供用開始が予定より2年遅れ平成31年3月になることが3日、分かった。
 用地買収の難航が原因で、市や東日本高速道路などでつくる同IC地区協議会は供用予定時期を当初計画の29年3月から2年間先送りした。
3日現在、用地買収はほぼ完了している。
郡山中央スマートICは、郡山ICと郡山南IC間の8・7キロのうち、郡山ICから南に4・6キロ、郡山南ICからは北に4・1キロの
ほぼ中間地点に整備する計画。大槻町の東北道と県道郡山矢吹線との交差部に設ける。東日本高速道路が工事を行う。郡山市は工事の進捗(しんちょく)状況次第では供用開始時期の前倒しを検討したいとしている。
 市によると、郡山中央スマートICの供用が始まると、混雑する4号、49号両国道を通らずに東北道から市街地にアクセスできるようになる。また、陸上自衛隊郡山駐屯地から最寄りのICとなるため、災害時に円滑な活動が可能になる。


以上工事が進んでいる所、相変わらず頓挫している所とそれぞれではあるが、引き続きその動向を追ってみたい。
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必須 幹線道路整備

初めまして。
昨年の記事も拝見させて頂きました。

自分も幹線道路の整備には興味があります。
特に笹川大善寺線については、渋滞する国道49号を補完することから、国交省からも注目を帯びている状況です。
幹線道路が開通することで、ディベロッパーからの
土地需要も高まり、難航している区画整理事業でも、一気に換地が進むことが想定され、発展の原動力になることに期待してます。
プロフィール

あさか野

Author:あさか野
郡山の行く末を思案するロスジェネ世代の郡山市民

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