ダイエー跡地問題解決へ(短評)

丁度一年くらい前に取り上げたダイエー跡地であるが、進展が見られたので少しフォローしておきたい。(余談ではあるが、アクセス解析によればダイエー跡地問題は市民の関心が高いのだ。)

平成27年2月27日郡山市より、以下の報道発表があった。
郡山大町センタービル(旧トポス)等の売買に係る対応について【収納課】

詳細はリンク先を参照されたいが、要約すれば
・郡山大町センタービル㈱は、エリート㈱に所有する土地建物を売却すること。
・郡山大町センタービル㈱は、売却金から郡山市に2,250万円を支払うこと。
・郡山大町センタービル㈱は、売却後破産手続きを行うこと。
・エリート㈱は、大町センタービル本館を除却するとともに、敷地を郡山市の街づくりのために活用することを郡山市に約すること。
・郡山市は、上記のことを実施するのを条件に差押さえを解除する。
というものである。一方のダイエーが持つ抵当権についてはダイエーのニュースリリースには公表されていないので確認できないが、新聞・TV等の報道によれば売却金の一部を支払うことで抵当権を外した模様だ。

20年もの年月を経てようやく解決へ向かう事となったが、この20年と言う期間は生まれた子供が成人する期間だから、スピード感が無さ過ぎるとはいえば確かにそうではあるが、まぁそれはさておきとりあえずダイエー跡地問題の解決に目処がついた事は歓迎したい。

又1年前の記事で僕はこのように締めたが
もう先送りなどせず、ある程度のところで手を打ちダイエー跡地再活用によって各当事者達の懸案事項が解決される事や、落札者がこの地で行う事業により市民もそのサービスを受益する形によって少しでもプラスになればよしとすべきではないだろうかという事を結論としたい。

今回の郡山市の発表から引用すると、差押さえ解除の理由に
・市債権の一部であるが弁済が実現する。
・駅前の長期未利用の空きビルが解消されると共に、大町土地区画整理事業等の進捗や市の復興、活性化に繋がる。
・新たな税収が生まれるだけでなく、今後の税、地方交付税の損失も解消される。

など、ほぼ僕の思ったとおりの結論となった。売却先のエリートに対しても敷地を郡山市の街づくりのために活用することを郡山市に約するとの条件がつけられており、また残った本館もエリートの手によって除却する事となっているから、少なくても廃墟となっているこのビルは解体されることだけは間違いない筈だ。それによってなかなか進まない大町土地区画整理事業に弾みがつくことを期待したい。

価格破壊を謳い高度経済成長と共に拡大を続けたダイエーは各地で軋轢をおこし多大な影響を与える。郡山も例外ではなくダイエー開業時、うすいと全面戦争を繰り広げそれは国会*1でも取り上げられた程だ。(余談ではあるがうすいと同じくダイエーも産業再生機構の支援を受けるなどこの両者はただならぬ因縁にあったようだ)
しかし奢れる者は久しからずという訳でもなかろうが、バブル崩壊後ダイエーは急激に業績を悪化させ産業再生機構の支援を経て、ついにイオンの軍門に下る。さらに先だっては完全子会社化され現時点では一応名前だけは残ったが(既に商品はイオンと変わらない状態にあった)、その名前すら数年後には廃止となる模様だ。昭和を代表する企業と言えたダイエーは若干のタイムラグがあったものの平成の時代に幕を下ろしたといえるだろう。
ここ郡山でもこのダイエー跡地問題の解決によってようやく駅前に残る昭和の幕を下ろすことになりそうだ。

*1 衆議院会議録情報 第076回国会 商工委員会 第9号(非常に長文であるので郡山で検索されたい)

解体される事になる旧ダイエー本館、結局屋上の看板が再び描かれることは無かった。
解体される旧ダイエー本館、結局屋上の看板が再び描かれることは無かった。
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郡山の行く末を思案するロスジェネ世代の郡山市民

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