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その有難くない伝統は守られている? あさか野夏祭り花火大会

郡山の夏の風物詩である花火大会。今回はこの花火大会について少し書いてみたい。今年は花火の写真をいくつか撮って来てみたのでそれらを合わせて見ていただければ幸いである。

以前にも書いた通り、郡山の夏はビール祭りに始まりうねめ祭りを経てこの安積町の花火大会で終わりとなる。2016年で第45回との事で意外と長いこと行われているこの花火大会だが、古い郡山市民なら知ってのとおり元々は安積永盛駅付近の阿武隈川の河川敷で行われていたものの、カルチャーパークに場所を移して行われるようになった。
本来、郡山の花火大会と言えば開成山で行われていたものがメインであり、他に富久山と安積でそれぞれ行われるものは、ささやかながらも地域の花火大会として存在していたのだが、しかしいつの年だったか(多分2000年前後)その開成山の花火大会が突如として終了する事となってしまう。その理由は定かではないが、住宅街にある開成山での花火は安全上問題があるとか、住宅街であるがゆえ花火の音が煩いと苦情が多かったとか、そもそも不景気で協賛金が集まらないからだなどと当時は噂されていたものだ。

asakano_fireworks1.jpg

その後どういう経緯を経たのかは解らないが急遽担ぎ出される形になったのが、安積町の花火大会なのである(開成山の花火大会がなくなった当時はバブル崩壊後のいわゆる失われた10年のさなかで相変わらず不景気風が吹きまくっていて、協賛金が集まらないから無くなると言われればそんなものかと感じていたし、また僕自身その頃あまり郡山に対して関心が無かったのも事実でなんだかいつの間にかそう決まった感じだった)。しかし、突如として表舞台での登板を命ぜられたまではよかったものの、やはりとでもいうべきかその実力不足は否めななかった。先述の通り元々阿武隈川の河川敷で行われていた安積町の花火大会を知る者とすれば分かるのだが、つまり簡単に言ってしまえば打ち上げ数が少ないのである。

打ち上げ数が少ないと言う事はどういうことか言えば、そう花火が打ちあがる間隔がもの凄く長いということだ。花火のひと纏まりが、バラバラバラ…っと打ちあがるとしばらく間が空き5分10分当たり前の状態なのである。タイトルとした「有難くない伝統」とはこの間隔の事であり、カルチャーパークに移転開催されている今現在においてもホント有難くない事にその長さは顕在であるのだ。
一応、公称の打ち上げ本数はちょっと前までは6,000発だった筈だが、数年前から1万発を謳うようになっているものの、ホントに1万発あるのかと疑いたくなる有様で、火薬の小さい一粒、一粒を数えてるんじゃないか?と嫌味を言いたくなる程なのである。2014年に見に行った際は、7時半頃になってようやく打ち上げ始めたかと思ったら、8時半で早々と終了で「えっもう終わりなの?」とこちらがビックリびっくりしてしまう位なのだ。一般に1万発クラスの花火大会となれば見応えが出てくるとされているが、そのショボさ加減を知っている郡山市民はともかく、そうでない人が1万発という数字を真に受けて見に来た場合、おおいに失望してしまうのではなかろうか。

asakano_fireworks2.jpg

そこで例によって、僕の思い付きに過ぎないがこの「あさか野夏祭り花火大会」に関する改革プランを提案してみたい。まずは開催場所であるが、これはもう猪苗代湖しかないと思っている。かつて一介の宿場町に過ぎなかった郡山は街道筋以外は水利が悪く安積原野などと呼ばれた荒れ地が広がっていたと言う。しかし明治期に猪苗代湖から水を引く安積疎水が国直轄の農業水利事業第1号として着工し、僅か3年で完成を見た安積疎水は郡山を一大穀倉地帯に変え、また猪苗代湖と安積疎水の落差をいかした水力発電の電気で紡績工場を稼働し、紡績・繊維産業の発展に寄与するなど現在の郡山の礎となったという具合で郡山市民にとって猪苗代湖は切っても切り離す事が出来ない特別な存在なのである。無論現在でも安積疎水は農業用水や水道水としても使われているし、夏になれば猪苗代湖で湖水浴をするといった具合にとても親しみがあふれているものなのだ。
その特別で親しみあふれる猪苗代湖で花火大会を行う事は、郡山市民にとって安積開拓から現代に至る事に対し色々な思いを馳せることであろうし、先人達の苦労に報いる事にもなると思うのだ。さらに安全面を考えても、湖上で行えば下が水であるから火災のリスクも大幅に低下するから、大玉やナイヤガラなどの様に盛大な花火も出来るだろう。

猪苗代湖から流れ出る日橋川の十六橋の袂に建つファンドールンの銅像
安積疎水が無かりせば今の郡山は無かった
PICT6727.jpg

この湖での花火大会というのは、長野県の諏訪湖で行われる「諏訪湖祭湖上花火大会」にモチーフがある事を否定はしない。平たく言えばパクったと言う事だが、しかしそれはYOSAKOIの様に劣化コピーを作るのではなく本家の「諏訪湖祭湖上花火大会」を追い落とす規模を実現し実施すると言う事だ。諏訪湖の花火大会はその総打ち上げ数は約4万発で、打ち上げ数で国内最大とされているから、それを上回る公称4万5千発の花火を打ち上げるのである。
しかし、打ち上げ数が少なくやっとやっている感のある「あさか野夏祭り花火大会」が、猪苗代湖に場所を移したからと言ってで4万5千発も打ち上げられる訳がないというツッコミもあるだろうが、僕は何も郡山市が単独でやる必要はないと考えていて、猪苗代湖に面する自治体つまり、郡山市、会津若松市、猪苗代町で共同で実施すればいいのである。郡山方、若松方、猪苗代方の3ヶ所でそれぞれ花火打ち上げ用の桟橋を整備しそこから1万5千発ずつ打ち上げ、その名目を「日本一湖上花火大会」としておこなうのだ。

asakano_fireworks4.jpg

知っての通り福島県は原発事故による風評被害により、観光は大いにダメージを受け未だ回復を果たせていない。しかし福島県のやっている事は風評だから来てくださいというばっかりで、ちっとも効果があがっていないと言える。確かに風評の面は大きいだろうことは否めないが、しかし、人を引き寄せるための方策がすっぽりと抜け落ちてしまっている。要はここでしか見られないものつまり「日本一の花火大会は猪苗代湖だ!」という目玉を作り、これで風評の払拭とするとともに、反転攻勢の起爆剤とするのである。風評で来たくないなんて言いう奴らを「日本一」という冠でねじ伏せ否が応でも来させる位の事をやる必要があると思うのだ。

asakano_fireworks3.jpg

一ケ所からではなく三ケ所に分散して、花火を打ち上げて日本一というのは異論があるかもしれないがしかし、これは新たな演出も出来ると考えられる。例えば、三か所から同時に打ち上げて、遠近両方の花火を楽しむといった事も出来るし、それぞれ時間差で個別に打ち上げれば、間隔が空くと言う事も解消できる。三か所から打ち上げると言う事は、見る場所も分散できると言う事で、観客の混雑も分散できると言うメリットもあるだろう。
さらには湖上という点を活かすなら、10万円~の屋形船で(無論飲食付)船の上から花火を楽しむなんて乙な事も考えられるし、そこまで高くなくとも、白鳥丸の様な船からの観覧だって有りだ。又、山に囲まれている猪苗代湖という地理的な要因から、御霊櫃峠、布引山高原、背あぶり高原、磐梯山ゴールドラインから遠景であるものの花火を見下ろすという、普通出来ない観賞のカタチもあり得る。こんな具合に少し考えただけでも、色々と思いつくのである。

布引高原からはこんな風に猪苗代湖を見下ろせる 
nunobiki_kougen.jpg

そして最後に、祭りの様な混雑を伴うものはその環境整備が必要なことも付け加えておく。それは、諏訪湖の花火大会の様に50万人ともいわれる人出があるとするならば、それを捌く仕組みが必要だ。そもそも猪苗代湖周辺に50万人の人と言ったら、道路のキャパは溢れてしまうだろうから、車を排除する必要がある。それは単純に通行止めというより、2万円位のロードプライシングを当日のみ実施し、車で来させないよう差し向けるのだ。道路を通るだけで2万円なら、馬鹿らしいから車で来なくなるだろう。その代わり、周辺の磐梯熱海温泉や東山温泉に宿泊すれば、交通事業者とタイアップするなどして送迎は責任をもって行うとすればいい。そうすればホテルや旅館、バスやタクシー、鉄道事業者など周辺にも経済効果が波及するだろう。
さらにこのネット時代であるから、ツイッターで花火のプログラムの実況や、交通情報、会場案内などして、新しいカタチでの祭りの在り方を模索していくべきだ。
福島県はアピールが出来ないとよく言われるが、しかしそれにまして欠けているのは、地域にあるコンテンツを最大限に活用するべく知恵を絞りそして実行していく事だ。いつまでも風評が…とばかり言っていたって何の解決にもならない。ここらでひとつまさにデカい花火をブチ上げてやっらいいだろう。

猪苗代湖と磐梯山 地域のコンテンツを最大限にイカせ!
DSC09410.jpg

さて、最後に花火大会を猪苗代湖に移転すると、郡山の市街地で行う花火がなくなってしまうが、これは元の趣旨に戻りさやかながらも古き良き地域の花火大会として別途行えばよいのではないか?場合によっては富久山の花火大会と統合も考えられる。地域の子とも達が気軽に行ける小さな花火大会、そして日本一の冠を持つ盛大な花火大会と二つの正反対な花火大会が有るというのも面白いではないか。現状の様な特に個性もなく内向きで何事も中途半端が一番ダメな事だろう。
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Author:あさか野
郡山の行く末を思案するロスジェネ世代の郡山市民

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